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クリニック事業継承
いまどきの開業スタイル メリット、デメリット!?
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リスクマネジメント・ラボラトリー
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皆さま、こんにちは。 m3コンシェルジュ、株式会社リスクマネジメント・ラボラトリー大阪支店の米田です。 今回は「いまどきの開業スタイル メリット、デメリット」についてお伝えします。 近年の医院開業について、開業方法としては継承開業と新規開業があります。 継承開業とは親族間で行う親族間承継と第三者と行う第三者継承があり、新規開業と合わせて、開業方法としては3つのパターンがあります。 では、それぞれの開業スタイルのメリット、デメリットとは、どのようなものがあるのでしょうか。 そのあたりを、森田税理士にインタビューしてまいりました。
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※ 「事業承継」と「事業継承」の用語の違いについて |
事業継承とは下記の3番のみを表し、 事業承継とは、1~3番の全てを表します。 1. 心(創業者の想い)の承継 2. 事業(儲かるビジネスモデル)の承継 3. 資産(主として株)の承継 言い換えますと、以下となります。 親族 ⇒ 承継 親族以外 ⇒ 継承 |
【米田】 近年、開業をされる先生が都市部に集中し、新規開業の二の足を踏む先生が多い中、後継者のいない医院を引き継ぎ運営していく継承開業が話題となっております。 どのような状況が起こっているのでしょうか。
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【森田 税理士】 平成20年厚生労働省統計資料によると、全国医師の20%以上は60歳を超えており、開業医の高齢化・閉院が多く見受けられます。 ただ、地域医療の重責を感じ、引退のタイミングを逃してしまった先生も多くいるのが現状です。 従来は大先生のご子息に医院を承継するのが理想的でしたが、専門科目の相違、勤務医や研究などで大学病院に残るなど、後継者に悩んでいるクリニックが多いと思います。 そのような理由から第三者継承を行うケースが増えていると考えられます。
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【米田】 「将来、自分のクリニックをオープンさせたい!!」というお話を若い先生からよくお聞きしますが、開業するのには準備資金、運営資金として相当な額が必要です。 更に新規開業をしても患者さんが増えず、ローンの返済に不安のある日々を送るなど心労が重なります。 そのようなことを考えれば、新規開業より事業継承の方がよいのでしょうか?
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【森田 税理士】 事業継承であると患者さんは引き継げますし、スタッフの教育も一から院長がする必要もありません。 ただ、安易にその考え方だけで事業継承をすると、後悔することになるのではないでしょうか。 やはり「独立の志」、要するに「理想の診療」を具現化できるかどうかが重要だと思います。 親族間承継であっても同じです。 独立を考えた、そのタイミングが数年後に訪れる先生は、一度、コンセプトマップを用いて、理想の診療スタイルを考えてみてはいかがでしょうか。
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【米田】 独立はしたものの、理想の診療が実現できなければ、本末転倒かも知れませんね。 では、3つの独立スタイルについて、メリット、デメリットを教えてください。
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【森田 税理士】 新規開業は、先生のスタイルが完全に守られるのがメリットでしょう。 第三者継承と親族間承継は、開業後の収益については心配ないのがメリットと考えられます。 そのメリットが裏目に出るのがデメリットです。 一覧表にしましたのでご覧ください。 クリックにより拡大!
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【米田】 どの独立パターンもメリット、デメリットがありますね。 似たような問題はありますが、やはり独立される先生の理念が大切だと感じますが、いかがでしょうか。
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【森田 税理士】 そのとおりですね。 独立するということは、1つの場所に居を構えるということでもあります。 独立後に当初の見込みと違ったからといって、気軽に閉院や移転をすることは不可能です。 そのためにもしっかりとした診療スタイルや理念について考えてもらいたいと思います。
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