【必見!Dr専門 IFAと考える 「ドクターズ ライフプラン」シリーズ】 2021
ドクターズライフプランセミナーを 振り返る(前半)
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【田中】 今年の当社主催セミナーのテーマはライフプランですが、改めて「ライフプラン = 人生設計」を考えるにあたり、手始めに何をしていけば良いでしょうか?
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【宮地】 まずは現状の把握ではないでしょうか。 それぞれの先生が既に準備ができていることや、これから準備をしなければならないことは異なると思います。 例えば先生方の収支バランスを崩す恐れがあるとお話をした教育費については、お子様の現在のご年齢や大学進学までの残年数、その時に想定される教育費の概算、既に準備ができている資金の合計額など、進学したい学校や学部によっても大きく異なることはお分かりと思います。 準備期間と準備資金を知ることで具体的な資金計画の画策が可能になります。
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【田中】 なるほど。 目的地に辿り着くために現在地を確認し目的地までの道順と到着時間を確認しておけば安心ですね。
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【宮地】 そうです。 確認することで到着までの時間が足りなければ別のルートを探したり、目的地へ向かう手段を変えたりと様々な対策が打てます。
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【田中】 とは言っても、お忙しい先生方には中々大変だと思いますがいかがでしょうか?
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【宮地】 確かに全てを確認されるのは非常に大変なので、お金の専門家に相談される先生も多いです。
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【田中】 これまでの教育資金相談で、それぞれの先生方へのアドバイスは家族構成や年齢、準備資金の状況によって異なると思いますが、どのようなアドバイスがあったか一例を教えてください。
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【宮地】 開業準備をされていた先生の例ですが、まずはライフプラン・シミュレーションを作成し、開業されてからの経過年数によるご家族の年齢と資金需要予測をライフプランシート上で確認していただきました。 そのうえで勤務医から開業医への環境の変化に伴うリスクヘッジの提案と、効率よく資金を貯める資金計画をご提案しました。
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【田中】 なるほど。
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【宮地】 ライフプランは一度作って終わりではありません。 これからもご相談をいただいた先生方の様々な変化に応じたメンテナンスが必要ですが、羅針盤となるライフプランが作成されていれば変化が起きた時点での状況把握も容易となるので、対策も打ち易くなるはずです。
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【田中】 正に「ライフプラン = 人生設計」ですね。 先生方はお仕事面、ご家族の環境のどちらも変化が大きいことが多いので、セミナーでも「医師にライフプランが欠かせない理由」について触れていたんですね。
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【宮地】 そうです。
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【田中】 セミナーでは教育資金などによって収支バランスが崩れた場合に、老後資金に対しどのような影響を及ぼすのかを資金予測シミュレーションを示し説明されていましたが、ご覧になられ驚かれた先生もいらっしゃいましたね。
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【宮地】 医師のご家庭ではお子様が先生の背中を見て医業を志すことは必然であると言っても過言ではないと思います。 医療の道を志すのであれば医学部の教育費は必ず必要となりますので、セミナー中は平均値をもとに一般論での収支の変化や老後資金へ及ぼす影響をご説明しました。 生活されるうえでの資金需要はそれぞれの先生の環境、医業収益、また現在の準備資金や、お子様の進学先によって異なりますので、時間を味方につけた収支の見直しや金融資産の運用方法についても、やはり現在地の確認を行うライフプランの作成が必要と思います。
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【田中】 やはり先生方にはライフプランの作成が必須ですね。 最後にセミナーでお伝えできなかったことや、このm3コラムを読まれている先生方へ改めてメッセージなどありますか。
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【宮地】 セミナー中や今回もライフプラン作成の必要性についてお話をさせていただきましたが、そうは言ってもご本業が一番重要です。 開業されている先生方の医業収入、勤務医の先生方のお給料などを安定的に得ることで安心な経営や安心な生活を送ることが何より大切です。 その安心を得るために、是非これを機会に一度ご自身とご家族のライフプランを作成してみてください。
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