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m3コンシェルジュ 小野 博史

リスクマネジメント・ラボラトリー

小野 博史

皆さま、こんにちは。 m3コンシェルジュ、株式会社リスクマネジメント・ラボラトリーの小野です。

今回から、医療機関におけるクラウドサービスについて、3回シリーズでお伝えします。

最近クラウドサービスに関する記事や導入事例を目にすることが多くなりました。 医療機関においてはどんな状況でしょうか。

執筆は、m3.comに掲載されており、東京(本社)・名古屋・大阪・福岡・シンガポールに拠点があり、医療機関経営支援の専門事業部を持つAGSグループAGS税理士法人/株式会社AGSコンサルティング)草 氏にお願いしました。

それでは、どうぞ。

医療機関における
クラウドサービスの現況

医療機関における
クラウドサービスの現況

皆さま、こんにちは。 AGSグループ、AGSコンサルティング・ヘルスケア事業部の草剛史です。

テクノロジーの進歩が続く中、最新の技術を導入することに前向きになっている医療機関が増えています。 中でもクラウドは大きな注目を集めるトレンドになっており、業務で何らかのクラウドサービスを使っている方は多いのではないでしょうか。

今回は、企業におけるクラウドサービスの利用状況について、統計データをもとにお伝えします。

 

■ クラウドサービスの利用状況

クラウドサービスを一部でも利用している企業は年々増えてきていますが、2017年に56.9%と半数を超えたというデータが出ています。

(出典)総務省 平成30年版 情報通信白書のポイント 「通信利用動向調査」
図表5-2-1-19 クラウドサービスの利用状況
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html
/nd252140.html

 

■ クラウドサービスの効果

「非常に効果があった」と「ある程度効果があった」をあわせると85.2%となり、多くの企業で効果を実感しているといえます。

クラウドサービスの効果

 (出典)図表5-2-1-20 クラウドサービスの効果

 

■ クラウドサービスの利用内訳

利用しているサービスの内容は、「ファイル保管・データ共有」(51.2%)が最も多く、次いで「サーバ利用」(47.6%)、「電子メール」(46.3%)が多い状況で、「給与、財務会計、人事」といったシステムの仕組みが複雑なものになるほど導入が進んでいないようです。

クラウドサービスの利用内訳

 (出典)図表5-2-1-21 クラウドサービスの利用内訳

 

■ クラウドサービスを利用している理由

クラウドサービスを利用している理由は「資産、保守体制を社内に持つ必要がないから」(45.2%)が最も多いようです。

クラウドサービスを利用している理由

 (出典)図表5-2-1-22 クラウドサービスを利用している理由

 

■ クラウドサービスを利用しない理由

クラウドサービスを利用しない理由は「必要がない」(39.5%)が最も多いようです。

クラウドサービスを利用しない理由

 (出典)図表5-2-1-23 クラウドサービスを利用しない理由

以上、年々クラウドサービスの導入は進んでいるものの、さまざまな不安もあり導入を控えているケースもあるようです。

次回は、管理者の方からご質問の多い会計に関するクラウドサービスについてお伝えいたします。

m3コンシェルジュ 小野 博史

いかがでしたでしょうか?

クラウドサービスを利用した企業は、高い割合で効果を実感しているようですね。

今回執筆をお願いした草 氏が所属しているAGSグループ(AGS税理士法人/株式会社AGSコンサルティング)では、医療機関経営について総合的なコンサルティングを行っています。

お悩みの先生は、ご相談されてみるのもよいかと思います。

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