■ 空前の医学部ブームの背景
昨今、全国的に地方の家庭や進学校が医学部受験に対しヒートアップしている傾向ではございますが、良い点として、超少子化により親や祖父母から一人のお子さまに対するお金の支援が集中し、世間一般的なサラリーマン家庭のお子さまにおかれましても、医学部受験に参入しやすくなっています。 そのほかに、女性医師が台頭されていることから、女の子の受験が増えていること、高校ならびに予備校などの教育産業が生き残りをかけて医学部合格の実績を作り出そうとしている背景があります。 これに伴い30年前と比べますと、特に私立の医学部の偏差値が大幅に上がっています。 そこで具体的な戦略としまして、藤崎 氏より「三本の矢」が提唱されました。
■ 医学部受験 三本の矢
1. 親が資産を蓄え、わが子を医師になる確率を上げる 具体的にはマネープランの見直しをご提案。 2. 医師になるためのマインドセットが起きる適切な「環境」を選択する ゴルフに例え、「プレイヤーは子供であって、親はキャディに徹すること」という説明。 3. 学力 高校3年生の夏休み前までにセンター試験で9割がとれる実力を目指す。 ただし2019年度にセンター試験は廃止され、現在の中学3年生が大学受験をする2020年度からは試験制度が大幅に改正されます。 よって、現在の高校1~2年生が浪人する可能性がある場合、対策を講じておく必要があります。
■ 早期英語学習の重要性
藤崎氏より、受験5科目の中、英語の早期習得の重要性を説かれました。 東大理IIIの合格者の内訳を例に、100人の合格者のうち、早期の英語教育に力を入れている高校の生徒が20人、英検1級レベルの帰国子女が15人いるという事実から、早い段階で英語が習得できている重要性を強調されました。 また大学によっては英検準1級やTOEICで785点以上を満たすものはセンター試験の外国語を満点とみなすという制度があることが紹介されました。
セミナー当日の様子
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