■ 教育・子育て
私には小学2年生の娘がおり、1年ほど前から横浜の先生にオンラインで英語と算数・プログラミングを習いはじめました。 ちなみに私は鹿児島在住です。
授業をオンラインで実施するなら、別に住んでいる地域の教室である必要はありません。 そう考えますと、これからは「地域格差」より「情報格差」が進んでいくのかもしれません。
また、景気後退局面では、医学部編重傾向が増して競争が激化し、医学部の受験事情がより難しくなります。 先生方のライフプラン相談において、「以前作成されたシミュレーション(資金計画)が医師ご家庭特有の教育事情に合っていない」事例を多く見受けます。
ファイナンシャルプランナー(FP)等の専門家にご相談される際には、そのFPが大学(医学部等)だけでなく、小・中・高の教育事情を踏まえた具体的なデータや、塾・習い事等の情報を持っているFPかを確認いただくことが必要です。
■ 開業・経営
ご存じの通り以前と異なり、「開業 = 即成功」とはいかなくなってきています。 これからの開業にはより綿密な事業計画が欠かせません。 中でも既に実績のある事業を承継できる、つまりリスクを軽減できる可能性のある「第三者承継」を検討する先生が増えてきています。
病院・診療所の開設者・理事長の年齢構成
「平成30 (2018)年 医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」より抜粋
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/18/index.html
と言いますのも、開設者・理事長の高齢化や、後継者不在の医療機関が増加していることから、売り手市場はさらに進み、また、コロナ渦で営業権(のれん代)が下落傾向にありますので、見方によっては第三者承継で経営権を購入しやすい状況になりつつあるからです。
もちろん、第三者承継にも「設備の老朽化」等の注意点はあります。 ゼロからの新規開業と比較すると、患者さんが最初からついていれば、開業初年度からの黒字化や借入金の抑制など、リスクを軽減したスタートダッシュが見込めます。
第三者承継
■ 病気・ケガ
先生方は、日々の診療業務の中で「クライシス(危機)管理」を徹底されていると思いますが、特に開業医の先生で以前は順調だった医院経営が、体調不良によって一変するというケースが見られます。
加入している生命保険・損害保険も十分に機能せず、そこにコロナ渦での患者数減少が追い打ちをかけると今後の回復がV字ではなく、L字に近い状況になる可能性が高くなります。
このことから長期の就労不能補償の重要性を感じます。 一方、リスク転嫁の手段である生命保険・損害保険では限界がありますので、同時に「資金の効率化と資産形成」を事業・家計のいずれにおいても平時から計画的におこなう必要があります。 |