皆さま、こんにちは。 AGSグループ、AGSコンサルティング・ヘルスケア事業部の草剛史です。 テクノロジーの進歩が続く中、最新の技術を導入することに前向きになっている医療機関が増えています。 中でもクラウドは大きな注目を集めるトレンドになっており、業務で何らかのクラウドサービスを使っている方は多いのではないでしょうか。 今回は、企業におけるクラウドサービスの利用状況について、統計データをもとにお伝えします。
■ クラウドサービスの利用状況
クラウドサービスを一部でも利用している企業は年々増えてきていますが、2017年に56.9%と半数を超えたというデータが出ています。
(出典)総務省 平成30年版 情報通信白書のポイント 「通信利用動向調査」 図表5-2-1-19 クラウドサービスの利用状況 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html /nd252140.html
■ クラウドサービスの効果
「非常に効果があった」と「ある程度効果があった」をあわせると85.2%となり、多くの企業で効果を実感しているといえます。 (出典)図表5-2-1-20 クラウドサービスの効果
■ クラウドサービスの利用内訳
利用しているサービスの内容は、「ファイル保管・データ共有」(51.2%)が最も多く、次いで「サーバ利用」(47.6%)、「電子メール」(46.3%)が多い状況で、「給与、財務会計、人事」といったシステムの仕組みが複雑なものになるほど導入が進んでいないようです。 (出典)図表5-2-1-21 クラウドサービスの利用内訳
■ クラウドサービスを利用している理由
クラウドサービスを利用している理由は「資産、保守体制を社内に持つ必要がないから」(45.2%)が最も多いようです。 (出典)図表5-2-1-22 クラウドサービスを利用している理由
■ クラウドサービスを利用しない理由
クラウドサービスを利用しない理由は「必要がない」(39.5%)が最も多いようです。 (出典)図表5-2-1-23 クラウドサービスを利用しない理由 以上、年々クラウドサービスの導入は進んでいるものの、さまざまな不安もあり導入を控えているケースもあるようです。 次回は、管理者の方からご質問の多い会計に関するクラウドサービスについてお伝えいたします。
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