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m3コンシェルジュ 内田 弘

リスクマネジメント・ラボラトリー

内田 弘

皆さま、こんにちは。 m3.com上において、株式会社リスクマネジメント・ラボラトリーのコンシェルジュを務めている内田弘です。

前回のメルマガでは、知恵やアイデアが豊富な専門家との出会いが開業後の成功に結び付いていることが多いことをお伝えしました。 「開業医は孤独で相談相手がいない。 だから悩みも多く経営がうまくいっていない。」というお話もお聞きします。

開業したばかりの先生は医業経営については未経験のことも多くあり、日々困惑、心配といったストレスにさらされています。 それらの悩みやストレスをどのように解決すれば良いのか。

今回は「開業の現実(リアル)コロナで何が変わったのか?」について6月26日セミナー講師、株式会社ドクター総合支援センター代表の近藤 隆二氏に聞きました。

それでは、どうぞ。
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~開業判断のモノサシを知る~」
開業の現実(リアル)コロナで
何が変わったのか?
 

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   十分な感染対策の上、会場開催!

  6月26日(日) 11:00~16:30
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開業セミナー 「本当に開業して大丈夫?
~開業判断のモノサシを知る~」

開業の現実(リアル)コロナで
何が変わったのか?

株式会社ドクター総合支援センター代表の近藤です。 2020年初頭から感染が拡大し始めた新型コロナウイルスの影響でクリニックの経営はこれまで以上に厳しさを増しているようです。 しかし、全てのクリニックが厳しいわけではありません。 患者数が増えているクリニック、減っているクリニックの二極化が進んでいるのです。

では、なぜ二極化が進んでいるのか、それは患者さんの意識が変わったからだと感じています。

「感染のリスクがあるクリニックにはできるだけ行きたくない。 どうしても行かなければならないのなら、少しでも良い治療をしてくれるクリニック、早く治してくれるクリニックで診て欲しい。 そんなクリニックであれば少々遠くても構わない。」

このように考えてクリニックを探し受診する患者さんが増えたのではないでしょうか。 現代はインターネットを通じてクリニックの情報や口コミが簡単に得られますので、以前と比べクリニックの選別がしやすくなりました。

このことに気づきしっかり対応しながら開院したクリニックであれば、コロナ禍中であっても多くの患者さんに受診していただいています。 私のクライアントでも2020年の4月頃に開院したクリニックでは開院直後は患者さんがほとんど来院しませんでした。

このクリニックは諦めず、「患者さんが必要としている情報、役に立つ情報をしっかり発信し、発信した約束をきちんと守り、受診した患者さんにしっかりとした治療、対応をして自院の価値を感じていただく」というような地道な努力を積み重ねることで、今では多くの患者さんに選ばれ、継続受診や良い口コミ、紹介につながっています。

その結果、十分な売上・利益が得られ院長先生、クリニックとも良い状態になってきています。 このような好循環を作ることがこれからのクリニック経営には欠かせないことです。 このクリニックでは具体的な開院物件を決める前の早い段階からリアルな情報を元に詳細な開院事業計画を作りました。 具体的な計画を作るには以下のようなことを考えなければなりません。

自院をどんなクリニックにしたいのか、どんな治療をして、どんな患者さんに来ていただきたいのか、そのためにはどれぐらいの広さが必要でどのような医療機器がいるのか、どの職種のスタッフが何人必要でどのような人を採用したいのか、設備投資額はいくらで借入金、月々の返済額や経費はいくらになるのか、自分の生活費を賄うためには1日何人の患者さんを診なければならないのか・・・。

詳細な事業計画を作ると、いろいろなことが分かってきます。 もしかするとこの計画では経営が継続できないという結果になるかもしれません。 そんな時には、どうすれば経営が成り立つのかを繰り返し考えればいいのです。

開院前に経営のシミュレーションを何度も行います。 そうすることで先生に経営者意識が芽生え、自院の役割や対象となる患者さん、設備投資や集患対策、スタッフ採用やマネジメントなどについて今まで以上に深く考えることができるようになります。

開院する前にこのようなことをじっくりと考えて行動しているクリニックと、そうでないクリニックでは開院後の経営に大きな差がつくことは明らかです。 クリニック経営冬の時代とも言える今後は、できるだけリアルな事業計画を作り考えうる万全の体制を整えて開院に臨むことが大切です。

m3コンシェルジュ 内田 弘

いかがでしたでしょうか?

開業しようとするドクターは経営学の専門家ではありませんから、これらのことを全て一人で考えるというのは現実的ではありません。 かといって、複数の意見を聞きすぎるのも混乱します。

開業当時から経営に関する様々な悩みやご自身のライフプランも相談でき、且つ、信頼できる人を探すのが近道かもしれません。

経営幹部のような立場として、先生方が分からないことや日々の課題を早くクリアして、不安やストレスを無くし、医療に専念できる環境作りを手伝ってくれる「経営参謀」がいれば、百人力、いや万人力ですね。

開業の成功には絵空事ではない、リアルな事業計画を作成が不可欠であり、そのためにも、開業前の準備が重要です。 当社では今年6月26日に、セミナー「本当に開業して大丈夫?  ~開業判断のモノサシを知る~」を開催します。

こちらはコロナ禍で変わった開業の環境などについて、実際にコロナ禍で開業された先生の体験談や、実際に開業をサポートしている税理士・コンサルタントの現実(リアル)のお話をお伝えします。

ご開業が視野にある、という先生方や将来実家を承継するかもしれない、などの先生方にはぜひお聞きいただきたい内容です。

セミナーにご参加いただき、開業前準備を充実していただければと思います。