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m3コンシェルジュ 高橋 和宏

リスクマネジメント・ラボラトリー

高橋 和宏

皆さま、こんにちは。 m3コンシェルジュ、株式会社リスクマネジメント・ラボラトリーの高橋 和宏です。

お金に関するお話というのは、なかなか身近な人には相談しにくい反面、周りの人はどのようにお金を運用しているのか気になるところではないでしょうか。

今回は実際にいただいたご相談の中の一例を取り上げて紹介させていただきたいと思います。

自分の身を守る投資 第18回
ご相談事例のご紹介

自分の身を守る投資 第18回

ご相談事例のご紹介

■ ご相談内容

  • 50歳、女性の方
  • 昨今の低金利を不満に感じて銀行で資産運用の相談をして始めてみた
  • あまり金融知識がなかったが、担当の方のおすすめ通り2つの投資信託を購入(オーストラリア国債のファンド、アメリカの不動産のファンド)

■ ご相談のきっかけ

  • 実際に始めてみたものの、運用成果が思わしくない
  • 普段相談している銀行の方ではなく、別の人の意見を聞いてみたいと思った

■ お話の内容

まずは、改めて資産運用をされる目的とお考えを伺いました。

  • 65歳くらいまでは働く予定なので、退職後の資産を作っていくことが目的
  • 既に貯めているお金の運用と毎月の収入から積立をするお金の運用の両立を希望
  • できることなら大きなリスクは避けたいが、リターンも狙っていきたい

■ アドバイスさせていただいた内容

手元にある大きなお金に関しては価格下落しにくいことを第一と考え、欲張らずに低リスクでの運用を提案させていただきました。

1. 為替ヘッジの機能が付いている外国債券のファンド

2. リスク低減型のバランスファンド

一方で、毎月の積立に関してはリスクがあっても長期的なリターンを期待できるよう

3. 国内株式のインデックスファンド

4. 海外先進国株式のインデックスファンド

5. 海外新興国株式のインデックスファンド

の3銘柄に分散して投資をすることを提案させていただきました。

3.から5.のファンドの積立に関しては、設定を行いすぐにスタートしました。 また、1.と2.のファンドについては比較的価格変動が少ない種類のファンドではありますが、より万全を期すために2~3回程度に分けて、マーケットが下落したタイミングで買付をさせていただくことにしました。

既にお取り引きのある銀行でNISA口座を開いていたのですが、今後の積立でNISA口座を活用するために来年から積立を行う証券会社にNISA口座を移していただく手配をお願いしております。

 ご提案内容

 

■ 現状と今後について

私どもとお取り引きをいただいてから約9か月ですが、現在の保有商品の状況は残念ながら2~3%程マイナスが出ている状況です。

「資産運用をした結果これだけ利益が出ました!」とお伝えできるのが最も良いのかも知れませんが、昨年から今年にかけては株安円高傾向のため、なかなか利益が出にくい相場環境でもあり、現実をそのままお伝えしております。

今後については、積立買付の部分は継続をしていき、大きなマーケットの下落が起こるようなときには、余裕があれば追加資金をご用意いただき、その都度買い増しをしていくようにお話させていただいております。

銀行で購入されたオーストラリア国債ファンドとアメリカの不動産ファンドについては、そのまま継続して保有していただくようご案内しております。

m3コンシェルジュ 高橋 和宏

いかがでしたでしょうか?

今回取り上げたご相談内容は多くの方が共通してお悩みになっているケースなので、同じお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

実は今回のケースでは、資産運用に取り組むにあたって非常に重要なエッセンスがいくつか組み込まれています。

次回以降のメールマガジンにて、今回のご相談に関するポイントをより細かく解説していきたいと思います。

 


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※ この内容は、メールマガジン配信日の情報に基づいています。