■ 日本の財政状況のおさらい
日本の国債残高は平成28年度末に約838兆円、その他の債務と合わせると合計約1,200兆円となっており、今後さらにこの金額が加速度的に増加すると見込まれています。 国の経済規模を示す指標であるGDPと比べると、GDPに対する債務残高の合計の比率は約232%となっており、アメリカの約111%や、ギリシャの約200%と比較しても突出した数字となっています。
財務省ホームページ 債務残高の国債比較(対GDP比) http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary /condition/007.htm この金額は「国民ひとりあたり○○万円の借金がある」というような形式で毎年のように報道されています。 あくまで国債残高は「政府の借金」であり、「国民の借金」ではないためこの報道のされ方には非常に違和感を覚えますが、日本で暮らしていて、公共設備や社会保障を受けている以上、全く無関係とはいかないのも現実です。 今後も、国債残高の増加や日本の高齢化はほぼ確実な状況となってしまっていますが、日本の財政の将来については「日本は破綻しない派」と「日本は破綻してしまう派」と対極的な見解が存在します。
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