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m3コンシェルジュ 伊賀 佐和

リスクマネジメント・ラボラトリー

伊賀 佐和

今回も引き続き、「わが子を医師にするために、親が実践していること!」です。 このシリーズは日々医師のご家庭から受けているご相談例、アドバイス例、成功例などを交えながら、「実際にあった医師家庭のご相談事例」をお伝えして参ります。

お子さまにさせる習い事に対して「子どもの集中度」という観点から見直しをしてみるというのが前回のお話でしたが、実際にはお子さまが自らの意思を持って選択することは難しい場合もあるかもしれませんよね。 そこで今回は、ご両親のお子さまにさせる習い事の判断基準をお伝えできればと思います。

前回から引き続き、医学部などの難関大学の合格をゴールに見据え「子育てコンシェルジュ」藤崎達宏 氏に解説してもらいます。

わが子を医師にするために、親が実践していること 第4回
わが子を医師にするために、幼少時代にすべき習い事は?

わが子を医師にするために、親が実践していること 第4回

わが子を医師にするために、
幼少時代にすべき習い事は? 後編

こんにちは、子育てコンシェルジュの藤崎達宏です。 習い事をするか、しないかはお子さまに判断させるというのが理想なのですが、「自分で判断ができない!」場合には、親としてなにを基準に考えれば良いのでしょうか?

 

■ 大切なのは「集中」です!

水泳、ピアノ、そろばん、英会話など親から見ると、どれも将来必要に思われます。 しかし、この時期のお子さまにとって一番大切なことは「集中する体験」です。 ジャンルはなんでも良いのです。 「自分が選んだ活動に自己投入できる瞬間」「満足いくまで繰り返し、自分で自分の成長を感じられる体験」がとても重要です。 それが「自己肯定感」につながる唯一の道だからです。

前回のお話でご相談をいただいたご家庭でも、お母さまが「お子さまの集中度」という視点で習い事を見直していただくことで、お子さまの成長サイクルを軌道修正することができました。

興味を持つ ⇒ 自分で選択する ⇒ 集中して繰り返す ⇒ 満足感 ⇒ 主体性が育つ

このサイクルに乗り、集中して繰り返し、満足感を得ていく過程で、実は「脳が最も活性化している」という「すてきな副産物?」を、もたらしてくれるのです。

「わが子を医師にするために、幼少時代にすべき習い事」は、ジャンルではなく「集中」にあると私は断言します!

 

■ 「子どもの多面性」を信じる

こうした集中サイクルに戻すと、お子さまが場面場面でさまざまな姿を見せてくれるようになります。 活動的な面、内向的な面、大胆な面、慎重な面など。 「どれが本当のわが子なのでしょう?」とご質問をいただくこともありますが、「子どもには多面性があるのです。」と、申し上げています。 「うちの子は、こういうタイプだから。」と親が決めつけることなく、さまざまな可能性を伸ばしてください。

幼稚園、保育園とのバランスも考え、日々の園生活が元気いっぱいであれば、お稽古は「静なる時間」を意識してもいいですし、園が規律正しい生活であれば「動なる時間」を意識して、子どもの多面性を伸ばすのも一策かもしれません。

このご家族へのご相談、コンサルティングを終えてから3ヶ月後、ご家族で挨拶に来られましたが、お子さまの姿が一変していました。 部屋に入るとすぐに自分の興味がある教具のところに直行して、活動を始めました。 また、水泳で50m泳げるようになったことを、私に自慢げに話してくれました。

最近では「自分でやる! 自分でやる! と言って、親の手を振り払うほどです。」と、ご両親も嬉しそうに話しておられました。

是非、子どもの成長サイクルという視点から、日々の生活を見直してみてください。

m3コンシェルジュ 伊賀 佐和

いかがでしたでしょうか?

習い事をしている時間も、学校の活動と同じくらいお子さまが成長する上で大切な時間なのですね。

次回は、どんなお悩みを抱えるご家族からのご相談でしょうか。 お楽しみにお待ちください。

 

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