■ ホームページのSEO対策
SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンの検索結果でご自身のホームページを上位に表示するための対策です。 そのためには単にホームページの内部に一定のキーワードを埋め込むだけではなく、内部構造のHTML&CSS、titleタグ、h1タグ、Mobile-friendlyなど専門的な知識が必要になります。 SEO対策をするメリットは、検索結果の上位に自院のホームページを表示することでより多くの人に閲覧してもらえることです。 ですが、デメリットとして数年ごとに変更になるGoogleを始めとした検索エンジンの基準に対応するために、定期的に高額な費用をかけて外注を行う必要があるということが挙げられます。 もちろんSEO対策はとても有益ですが、コストを抑えて多くの人に自院のことをインターネットで知ってもらいたいという先生方におすすめの方法がございます。 無料のクリニック検索サイトを活用するというものです。
■ 無料の検索サイトの活用
無料のクリニック検索サイトに登録することで、新しく病院を探している患者さんの目に触れる可能性が高くなります。 活用を検討する最初の段階では、無料の公的検索サイトを見てみることを推奨します。 中でもおすすめは医療機能情報提供制度(医療情報ネット)で、厚生労働省からも紹介されている都道府県ごとの登録無料のサイトです。 詳しくは、下記URLをご参照ください。 厚生労働省: 医療機能情報提供制度(医療情報ネット)について https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/ kenkou_iryou/iryou/teikyouseido/index.html
こちらのサイトは医師会と共同で作成されている場合が多いのですが、医師会の会員でなくても掲載が可能です。 多くの場合、開院すると掲載案内が来るので、詳しく掲載することをおすすめします。 特に自院のホームページのURLを張り付けることを忘れないようにしてください。 これ以外にも登録無料や格安の検索サイトは多く存在しますので、ご自身のイメージやニーズに合ったものを探されることをおすすめします。 ただ、無料や格安を謳っておきながら、一部には最初は無料でも後から高額なお金を請求されるものもありますので、最初に確認するなど注意が必要です。
■ ホームページに何を書くか?
ホームページに書いて良いことは医療法で制限されています。 以前まではホームページは医療法で「広告に該当しない」ことになっていましたが、2018年より「広告に該当する」となりました。 現在、医療機関のホームページに記載できる内容は制限されていますので、制限の中で情報発信をしていかなければなりません。 詳しくは、下記をご覧ください。 厚生労働省: 医療法における病院等の広告規制について https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/ kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/index.html
■ ホームページでの書き方
ホームページの書き方は、専門的な傷病名や医療用語を多用しないことがコツです。 患者さんの理解できる範囲から言葉を選びましょう。 患者さんの中には、健康診断で「HbA1cが高い」と言われても、どの診療科に行ったら良いのか判断がつかない方も多くいます。 例えば「当院は一般内科の診療をしています。」だけではなく「喉の痛み、咳が辛い、発熱・・・などの症状がある方」や「健康診断で高血圧の疑いと言われた方、HbA1cが高いと言われた方」などと患者さんが検索すると思われる言葉を記載すると良いと思います。 大腸がんの検診をするのは、外科だと認識していて消化器内科とは思っていない患者さんもいます。 X線撮影を行っている医院からすれば、そのような設備を構えていることは当たり前だと考えてしまうかも知れませんが、ホームページ上にその記載がなければ閲覧している患者さんからすると「このクリニックでレントゲンを撮ってくれるのか解らない?」と考えることもありえます。 自院で行っている検査や医療機器を分かりやすい言葉で表現し、診療している内容の説明は必ず掲載するようにしましょう。 可能であれば、ホームページを作成したら医療従事者でないお知り合いに「内容が分かりやすいか」を確認してもらってもいいかも知れませんね。
■ Mission、 Vision、 Values、 Credoを明確にしてホームページに提示する
患者さんの中には「ここなら求めている診療をしてくれるかも。」と期待する半面、「思っていた診療をされなかったらお金も時間も無駄にしてしまう。」と考え、クリニックに行くことを躊躇してしまうこともあるかと思います。 ホームページを活用して集客する上で大切なことは「この先生なら大丈夫!」と思っていただくことです。 そのためにおすすめなことが、Mission(使命・存在意義)、 Vision(目標・将来像・理想像)、Values(価値観)、Credo(信条・志・約束・行動規範)をホームページで明確に記載することです。 また、これらを明確にして日ごろからクリニックスタッフと共有することで、スタッフの患者さんへの対応も変わってきます。 ホームページのイメージと一致した対応をすることでまた来たいと思ってもらえる確率は上がります。 リピーターを増やすことも来院数を増やす上で非常に大切なことです。
■ ホームページ診断
ホームページの無料診断を行っております。 今回のメールマガジンを読んでいただいて、集客や医療法における広告規制の面で「自院のホームページはこれで大丈夫だろうか?」とお感じになった先生、ぜひお気軽にご相談ください。 「■ 無料の検索サイトの活用」にて、掲載の規約上お伝えできなかった、医療機能情報提供制度(医療情報ネット)と同様に、おすすめの無料の検索サイトについても、お気軽にお尋ねください。 ⇒ ご質問・ご相談はこちら
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