■ 株式投資の意義と魅力
株式へ投資をした場合、その投資先企業の、所有者のひとりになります。 一般的には企業の業績が良くなる(あるいは良くなりそうである)と株価が上がり、逆に業績が悪くなる(あるいは悪くなりそうである)と株価が下がります。 投資する企業や、買付のタイミングは人によってまちまちですが、売却する際に購入時よりも高ければ投資は成功したといえると思います。 ではどのような企業の株を、どのようなタイミングで買うべきなのでしょうか?
■ 良い企業の株を安く買いたいが・・・
理想の答えをいうのであれば
- 今後大きく成長する企業の株を
- 安い時に購入する
が正解です。 両方揃うのが最も理想ですが、1あるいは2のみでも上手くいくと思います。 上手に株式取引を積極的に行っている方は、良い企業の情報を集めて投資タイミングを計っているようです。 ですが、普段仕事にお忙しい方は、情報収集に時間を割くことは非常に厳しく、また株式の投資タイミングの判断も難しいものです。 「株は売買を繰り返して利益を取らなければならない。」という認識をお持ちの方もいらっしゃいます。 上手な売買を繰り返して利益を上げようとする場合には、常に情報網を張り巡らせていなければなりません。 ましてや、老後資産を株式投資で形成しようとする場合には、長い期間それらを継続しなければならず、とても大変な作業となってしまいます。
■ 老後に向けた株式投資は国際分散投資、長期保有が基本
老後に向けた株式投資をする場合、どのようにしたら良いでしょうか? この場合は「バイ&ホールド戦略」を取ってみるのがおすすめです。 バイ&ホールド戦略とは、
・ バイ = 購入 ・ ホールド = 保有し続ける つまり株式を購入して、ずっと保有し続けるという戦略です。 株式の「売買の繰り返し」による投資方法に比べて、「保有しているだけ」であれば手間が掛からず長期に亘って継続できるのではないでしょうか。 ただこの際、購入する株式も日本のみではなく、アメリカ、ヨーロッパ、その他の新興国も含めた出来る限り幅広い国の企業の株式を購入すると良いでしょう。 ちなみにアメリカの代表的な企業の株価の平均値であるNYダウ平均株価に投資をしていた場合、現在の価値は 10年前の約2倍 30年前の約10倍 50年前の約20倍 となっています。 ところが、残念ながら日本の株式指数である日経平均株価のみに投資をしていた場合は、上手くいかなかったケースが多いです。 過去、「株式を保有しているだけ」で本当に利益が出ていたのか? 今後も保有しているだけで大丈夫なのでしょうか? 次回はそこのところを詳しく解説していきたいと思います。
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