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m3コンシェルジュ 高橋 和宏

リスクマネジメント・ラボラトリー

高橋 和宏

皆さま、こんにちは。 m3コンシェルジュ、株式会社リスクマネジメント・ラボラトリーの高橋 和宏です。

今年から新しく「つみたてNISA」の制度が始まりました。 将来の自分のための資産運用口座として、弊社にも多くのお申込をいただいております。

今回はこの「つみたてNISA」の実践的な活用方法をご案内いたします。

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今から始める「つみたてNISA」の活用法

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■ 「つみたてNISA」とは?

つみたてNISAとは、投資による値上がり益や分配金が非課税となる制度です。

従来のNISA (= 現在は「一般NISA」と呼ばれています) と比べ、「つみたてNISA」は非課税期間が20年ととても長くなっているのが特徴です。

[つみたてNISAの概要]
つみたてNISAの概要

[「通常の投資信託取引」との違いをイメージ]
「通常の投資信託取引」との違いをイメージ

1年あたりの投資上限額は40万円ですが、1年に1回40万円をまとめて投資をするということはできません。

かならず毎月(あるいは毎日)一定の金額で積立買付を行なう必要があります。 キリが悪いのですが、毎月投資をする場合、1ヶ月あたり33,333円(≒40万円÷12ヶ月)が投資上限額となります。

 

■ 投資対象商品は? どこの金融機関を利用すべきか?

金融庁が厳選した152本の投資信託の中から、ご自身がつみたてNISA口座を開設した金融機関が取り扱っている商品を選ぶことになります。 (平成30年7月3日現在)

インターネット証券会社では100本以上のつみたてNISA対象投資信託を扱っているところもあれば、銀行によっては3本程度しかつみたてNISA対象投資信託を扱っていないところもあります。

選択肢を確保するという意味でインターネット証券会社につみたてNISA口座をつくるとよいのではないでしょうか。

つみたてNISA対象投資信託は「運用手数料が安い」「分配金の頻度が少ない」などの基準で金融庁が厳選しており、客観的に見ても「長期の資産形成に向いている投資信託」が揃っています。

ただし国内・海外の「株式」に投資をする投資信託が大半であるためリスクが高い商品が多いことには注意が必要です。

 

■ どんな人が「つみたてNISA」を利用すべきなのでしょうか?

「将来のために資産運用をしよう」、と思われる20歳以上の全ての人が「つみたてNISA」の利用を検討してよいと思います。

若いうちに始めるに越したことはありませんが、例えば50歳を過ぎられた方でも60歳台後半までには10年以上の十分な運用期間を確保することができます。

また買付に関しては前述のとおり毎月一定額が上限となりますが、解約に関してはいつでもいくらでも好きなように行なうことができますので、資金拘束を気にする必要はありません。(解約金額はマーケット環境により大きく異なります)

もしご検討されている方は早めに始めて運用期間をできるだけ長く取れるようにされるとよいと思います。

 

■ おすすめする投資方法

1. 株式投資信託を組み合わせる

  • 日本株ファンド
    5,000円
  • 海外先進国株ファンド
    20,000円
  • 海外新興国株ファンド
    8,000円
  • 合計
    33,000円/月

投資地域別の投資信託を組み合わせる方法です。 各カテゴリーの投資信託の中から運用費用や運用成果を比べて選択ができ、金額配分も自由に行なえるので自分の投資意向を最も反映させやすい方法といえます。

2. 世界中の株式に投資をしている投資信託を持つ

 ○○全世界株式ファンド: 33,000円/月

自分が保有する商品としては1つですが、世界中の企業の株式に分散投資ができます。 管理もしやすいため、手間をかけたくない方に向いている方法ですが、運用効果としては十分に期待ができます。

3. バランス型投資信託を持つ

 ○○バランスファンド: 33,000円/月

あまりリスクを取りたくないという方は株式のみに投資をする投資信託ではなく、株式・債券・不動産などの複数の資産へ投資をするバランス型の投資信託を選択されるとよいです。

自分の許容できるリスクの範囲内で投資を行なうことにより、継続した投資をしやすくなります。

 

■ 避けた方がよい投資方法

1. 日本株ファンドのみへの投資

もちろん日本の企業がこの先10年・20年も成長し続けて株価が上がり続けてくれる方がよいのですが、残念ながら日本はすでに人口減少が始まってしまっています。

国全体としての力が衰えてしまうことも考慮に入れると、日本株ファンドだけへの投資はあまりおすすめできません。 リスクが大きくなることを踏まえても海外の企業の株式へ投資する投資信託を積極的に選択していくとよいと思います。

2. 1~2年という短い期間で投資をやめてしまう

投資を始めたタイミングや商品によっては中々利益が出ないこともあります。

評価損益がマイナスになっていたとしても、すぐにやめたりしないで我慢しながら投資を継続することで、最終的には投資の成功につながっていくと思います。

 

■ 実際に「つみたてNISA」で投資を始める手続き

  • STEP1
    金融機関につみたてNISA口座を開設する
  • STEP2
    投資する商品を決めて投資信託説明書(=目論見書)を確認する
  • STEP3
    投資金額、資金決済方法を決める
  • STEP4
    運用申込をしてスタート

概ねこのような手続きが必要ですが、初動から口座開設まで1ヶ月弱、運用申込から実際に投資が開始されるまで1ヶ月程度かかることが一般的です。

始めるまでは少し手間がかかりますが、一度始めてしまえばあとは自動的に積立を行なってくれます。

将来の自分のために、今からコツコツと「つみたてNISA」を始められてはいかがでしょうか?


詳細はこちらから!

※ 今回の内容で推奨・非推奨している投資方法は将来の運用成果を何ら保証するものではなく、考え方の一例を示したものです。

※ 投資にはリスクがございます。
実際の運用にあたっては目論見書等をご覧いただき、ご自身の判断と責任のもと行なっていただくようお願いいたします。

m3コンシェルジュ 高橋 和宏

いかがでしたでしょうか?

弊社は金融商品仲介業者として「つみたてNISA対象投資信託」を幅広く取り扱っているインターネット証券会社への仲介を行なっております。

書類の手続き方法や商品選びから、運用開始後のフォローまで分かりやすくサポートさせていただいております。

ご興味・ご質問がおありの方はぜひお気軽にお問合せください。

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