m3QOL君m3QOL君 メルマガ

m3コンシェルジュ 高橋 和宏

リスクマネジメント・ラボラトリー

高橋 和宏

先生方の資産運用をお手伝いする際に最も活用する金融商品が「投資信託」です。

私どもが良いと思う商品を選定し、ご提案させていただくケースが多いのですが、「自分で選べるように選び方を教えて欲しい」というお声をいただくこともございます。

今回は投資信託を選ぶ際にチェックしたいポイントをお伝えいたします。

安心老後のためにお金にも働いてもらう 16
実践編7 投資信託を選ぶ際にチェックしたいポイント
 

安心老後のためにお金にも働いてもらう 16

実践編7 投資信託を選ぶ際にチェックしたいポイント

■ ケース2 其の3 ご相談者 Bさま

  • プロフィール:
    院長婦人、59歳、女性
  • ご相談のきっかけ:
    お付き合いのある金融機関で投資信託等を購入し、長年保有されているお客様。
    自分自身の運用内容があまりよくないのではないかと不安を感じており、誰か他の人の意見も聞いてみたいとご相談をいただきました。
 現在保有されている商品の明細(単位: 円)

商品の一覧

 ※ 前回の内容はこちら
 

【Bさま】
投資というのは難しいですね。 言われるままにやってもなかなか上手くいかないのかしら。

【高橋】
そうですね。 もし可能であればご自身で投資信託を選べるように知識をつけられてみてはいかがでしょうか?

【Bさま】
確かにその通りですね。 でも難しい用語も多いですし、どこからどう見ていけば良いのか分からなくて・・・。

【高橋】
もしよろしければ、私が見ているポイントをお伝えさせていただきましょうか?

【Bさま】
それは興味深いわね。 ぜひお願いします。

【高橋】
承知いたしました。
まず、投資信託をチェックする上で見るべき資料は3つです。

  • 目論見書(もくろみしょ)
  • 月次レポート
  • 金融機関のホームページ

■ 目論見書・・・投資信託の全体像を把握するために活用

[チェックポイント]

  • 投資対象は何なのか?
  • リスクは何なのか?
  • 手数料はどのくらいか?
  • 運用実績に関しては月次レポートで確認する

【高橋】
まずは「何に投資をする投資信託か」を把握することです。 それに伴ってリスクは何なのかを確認してください。
 
そして、ここで最も大切なのは手数料がどのくらいかかるかを知るということです。

最初にかかる購入時手数料はないに越したことはないですし、運用中の費用である信託報酬も低い方が良いでしょう。

「販売手数料がある」、「信託報酬が高い(年1%以上)」というような場合は後で確認する運用実績が相当良かった場合のみ検討するといった感覚です。

目論見書は最新のものでも日付が半年前ということもあるので、運用実績は「月次レポート」で確認されると良いでしょう。

 

■ 月次レポート・・・運用実績や運用内容を把握するために活用

[チェックポイント]

  • 過去の運用実績
    良いものが望ましい
  • 運用残高
    100億円以上あり、減少傾向でないものが望ましい(10億円を下回ると途中で運用終了してしまう可能性大)
  • 信託期間
    できれば信託期間が無制限のもの
  • 分配金の有無
    長期投資であれば分配金がずっと0円のものを選択

【高橋】
まずは運用実績を見てみます。 運用開始時からレポート作成時までのものが記載されていることが一般的です。

この運用実績は先程の信託報酬が引かれた後のもので表記されていますので、信託報酬が仮に高かったとしても、信託報酬を引いた後の運用実績が良ければ十分投資対象として検討できます。

過去の運用実績が良かったからと言って将来も運用実績が良いとは限らないのが投資の世界の難しいところですが、将来の運用実績が分からないからこそ過去の実績を参考にしたいという気持ちです。

後はそもそもこの投資信託を長期で保有できるかという点を見ます。 信託期間の終わりが近いとすぐに運用が終了してしまうことになりますし、信託期間が無制限と設定されていても運用残高が減少してしまうと、途中で償還となってしまうこともあります。

長期投資をしたい場合には信託期間が無制限、かつ運用残高が豊富にある投資信託が良いと思います。

また、分配金が出ている投資信託かどうかも重要です。 分配金は運用資産の一部を取り崩して現金化させているだけですので、取り崩しの必要がなければ分配金の出ていない投資信託が長期投資には望ましいですね。

次回につづく

 

■ 今回のポイント

  • 目論見書、月次レポートの特徴を知りチェックすべきポイントをおさえる
  • 長期運用が目的の場合、分配金の有無や運用残高、信託期間をチェック

※ 今回の内容は将来の運用成果を保証するものではありません。 また、特定の運用方法を推奨、非推奨するものではありません。

※ 投資にはリスクがございます。
実際に投資をされる際には目論見書等をご覧いただき、ご自身の判断と責任のもと、行なっていただくようお願いいたします。

m3コンシェルジュ 高橋 和宏

いかがでしたでしょうか?

投資信託を購入する際には「目論見書」については必ずご確認いただくルールとなっています。(金融機関は投資家にあらかじめ目論見書を交付する義務があります)

一方、月次レポートについては金融機関側に交付義務はないためご覧になられないケースもあるのではないかと思います。

両方ともインターネットでご覧いただくことは可能ですし、必要であれば金融機関に請求されてみても良いと思います。

⇒ 資産運用の相談はこちら


過去のメールマガジン (シリーズ)

⇒ 安心老後のためにお金にも働いてもらう

⇒ 自分の身を守る投資

※ この内容は、メールマガジン配信日の情報に基づいています。