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m3コンシェルジュ 伊賀 佐和

リスクマネジメント・ラボラトリー

伊賀 佐和

前回、わが子が思春期真っただ中で医学部受験をやめると言い出して「事業承継はここで終わってしまう・・」と嘆いていらっしゃる医師のご家族のお話をさせていただきました。

医師と言う職業は、当然ながら医師の資格を持たないと承継できませんし、まずは難関な医学部受験合格を勝ち取らなくてはなりません。 そしてお子さまの意思を尊重しながらも、途中で「やっぱり医師を目指そう!」と再び医学部受験に目覚めた時に、親としては医学部合格までの軌道に即刻乗せたいですよね。

そこで、どのようにこのご家族にご提案をしていったのかを、引き続き、医学部などの難関大学の合格をゴールに見据えたアドバイスに定評がある「子育てコンシェルジュ」藤崎達宏 氏に解説してもらいます。

わが子を医師にするために、親が実践していること 第2回
お子さまが「将来の夢は医者ではなく他にある!」と言い出してしまった

わが子を医師にするために、親が実践していること 第2回

お子さまが「将来の夢は医者ではなく他にある!」と言い出してしまった

こんにちは。 子育てコンシェルジュの藤崎達宏です。 私は全国の医師会、医師協同組合の主催で講演をさせていただき、時間が許す限り、医師の皆さまの子育て相談に乗らせていただいています。 今回のご相談内容に対する私の「実践コンシェルジュ案」をお伝えいたします!!

 

■ 「英語と数学だけ頑張れ!」

これが、私が先生に「お子さまとこれだけは約束して欲しい」と提案した内容です。 「息子さんが医学部受験に目覚めた時に、最低限の射程距離においておく!」 これが親にできる唯一の道です。

皆さまもご経験があると思いますが、「英語と数学は積み重ねの教科」であり、習得までに時間がかかります。 逆に、この2教科さえ捕捉していれば、理科、社会などの暗記教科は短期決戦が可能になるからです。

それでは、約束だけでなく具体的に実践してもらうためには、どのようにしたらよいでしょうか? 私は以下の5つの実践をお伝えしています。

 

1. 親子の約束を交わして、紙に書いて貼る

自分への宣言は、多感な時にこそ有効であり、毎日この宣言が書かれた紙を見ることがとても大切です。 トイレなど必ず視界に入るところに貼ることをお勧めします。

 

2. 家庭教師をつける

塾をやめてしまった代わりに英語・数学の家庭教師をつけることです。 部活動との兼ね合いの中で家庭教師にお願いする曜日と時間を、お子さま自身に決めさせることが重要です。

 

3. 英語は英検2級を目指す

家庭教師と連携して、中学3年生までに英検2級を目指します。

 

4. 数学は高校数学の基礎作りと割り切る

家庭教師と連携をはかりながらも、先取り勉強はせずに、中学の校内試験で必ず上位に食い込むことで、「得意意識」を養っておく。 数学は高校に入ってからの基礎作りと割り切って考えます。

 

5. 内申点対策は親の役割と心得る

県立中堅進学高校を目指させるために、中学2年生の内申点の重要性をもう一度認識させ、ノート、提出物などのチェックは親の役割と割り切ります。

ここで重要なことは思春期の子どもたちには「頑張れ! やればできる!」と言った精神論、根性論は効果的ではないということです。 そして、お子さま自身が全て意思決定して決めた内容だと意識させることが重要です。


これらのことを先生にお伝えしたところ、後日、先生から「なんとか、子どもと約束を交わしました。」とのご連絡をいただきました。 もちろん、実践はこれからで、予定通りにはいかないことばかりだと思います。 しかし、だからこそ、現時点で最新の情報を集め、ベストと思える決断をしていくのが親の役割だと思います。

m3コンシェルジュ 伊賀 佐和

いかがでしたでしょうか?

2~3年という期間のブランクが医学部受験にとっては命取りということですね。

「やっぱり医師を目指そう!」と再び目覚める時が来るまで、子どもの意思を尊重しながら、いざという時には、すぐリカバリーができるように数学と英語の習得は必須ということですから、最低限この2教科だけは勉強するように、お子さまに伝えてあげることが大切ですね。

次回はどんな悩める医師のご家族が登場するのでしょうか。  お楽しみにお待ちくださいませ。

 

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