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m3コンシェルジュ 宮地 孝郎

リスクマネジメント・ラボラトリー

宮地 孝郎

皆さま、こんにちは。 m3.com上において、株式会社リスクマネジメント・ラボラトリーのコンシェルジュを務めている宮地です。

開業医の収入は勤務医より多いと言われます。 しかし勤務医の先生方の中には、アルバイトの収入も含め2,000万円以上の方もいらっしゃいます。

反面、苦労して何とか開業はしたものの、患者数が増えず勤務医の方がよかったと思いながら自院とアルバイトを掛け持ちし苦労されている先生、借金だけが残り勤務医に戻られる先生もいらっしゃいます。

お金がすべてではありませんが、せっかく開業をするのであれば、今以上の収入を目指したいと思われるのではないでしょうか。

前回に引き続き、川庄公認会計士事務所の渕上氏より開業した場合の所得イメージをお伝えします。

それではどうぞ。

ちょっと待った! その開業、本当に大丈夫?
「目標の所得額」は決まっていますか?
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ちょっと待った! その開業、本当に大丈夫?

「目標の所得額」は決まっていますか?

皆さま、こんにちは。 川庄公認会計士事務所の渕上です。 皆さまは開業後、「どれくらいの年収を得たいか」目標の所得額はお持ちですか?

一般的には勤務医の年収は病院の院長の場合約2,000万円、院長以外の場合約1,500万円と言われています。

 

■ 目標所得額を設定する

例えば目標の所得額を3,000万円と考えた場合、どれくらいの診療収入(売上)が必要だと思われますか?

今回は内科(医薬分業)の個人診療所をモデルに考えてみたいと思います。

※ 個人開業の場合(収入 = 売上、利益 = 所得(税引前)と表現します。)


◇ 損益のイメージ

損益のイメージ

※ 専従者給与を除く (直近3年間 川庄公認会計士事務所 顧問先平均)

上記の表より所得3,000万円を得るためには、年間7,177万円の診療収入を得る必要があることが分かります。

では、年間7,177万円の診療収入を得るためには、1日当たり何人の来院患者が必要となるのでしょうか?

内科(分業)の1日当たりの診療報酬単価は667点、月平均の診療日数を22日とした場合、1日当たりの必要来院患者数は下記のように計算できます。

7,177万円(売上) ÷ 667点(診療報酬単価) ÷ 12月 ÷ 22日 ≒ 40人 となります。

開業地を決めるに当たっては、当然、1日当たりの来院患者数を40人と見込み開業されるかと思いますが、開業して2,3年しても見込み患者数に到達できない場合は、目標所得額を叶えることは難しいです。

 

■ 戦略の立案

上述の通り、先生方が目標の所得額を目指すためには、患者数を増やすしかありません。

自宅から近いという理由だけで開業地域を限定することなく、患者数が大きく見込める立地を選ぶこと。 開業時にしかできない広告・内覧会等には十分な投資(予算を組む)をすること、などが重要です。

ターゲット患者(高齢者、性別、昼夜の人口など)に合わせたマーケティングによって、検討する広告戦略は異なります。 高齢者層を対象にした診療にも関わらずデジタルのマーケティングは充実、しかし高齢者に認知されていないケースを見かけることもあります。

目標を叶えるためにも、しっかりとした戦略立案をしていただければと思います。 その他科目の診療単価(点)は下記の通りです。


◇ その他科目の診療報酬単価

その他科目の診療報酬単価
(直近3年間 川庄公認会計士事務所 顧問先平均)

 

m3コンシェルジュ 宮地 孝郎

いかがでしたでしょうか?

苦労が付きものが医療経営です。 収入の悩みまで抱えてしまっては大変です。

よい開業とは求められる医療機関であることだと思います。

場所選びから始まる開業ですが、場所と戦略はセットです。 戦略も含めた立地を検討される必要がありそうですね。

今回執筆をお願いした川庄公認会計士事務所と共催で「クリニック開業塾 福岡 2019 初夏」と題して、6月9日(日)にセミナーを開催いたします。 ご興味ある先生は是非、ご参加ください。

また、クリニック院長先生のための医院経営について総合的なコンサルティングも行っていますので、お悩みの先生は、お気軽にご相談ください。

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